合コンでは、状況の変化とともにいくつもの分岐点があり、そこに選択肢が生まれます。度々訪れるその分岐において、常に正しい方を選択するのは、ほぼ不可能です。 多くの恋愛マニュアルはそれをしろと言いいますが、むしろ大事なのは最悪の選択が何かを知っておくことではないでしょうか?
ここでは、合コンの注意点&NG行動(やってはいけない事)を恋愛学的な視点からお話したいと思います。
【1】隣り合わせで座ってはいけない
女性は、外敵から自分と子供の身を守るため、そして色々な意味での「保険」として、古来より「群れ」を作る習性を持っています。群れにはたいてい長がいて、同性である女性は安易にその中に入ることを許されますが、男性はそうではありません。
群れを壊して無理矢理その中に入ろうとすると、女性陣の警戒モードをONにさせてしまいます。わざわざそのような不利な状況からスタートする必要はありません。必ず対面で座って、群れごと安心させてからスタートしましょう。
【2】聞き上手になってはいけない
僕はかなり長いことホストをしていました。東京はもちろん、大阪・札幌・仙台などのホストとも交流がありました。その上で言いますが、聞き上手な売れっ子ホストというのは見たことがありません。(ヘルプではいますが)
確かに人は、話を聞いてもらった相手に好感を持ちます。しかしそれはあくまで好感であって、イコール恋愛感情ではないということは、男性の皆さんであればよくご存知だとおもいます。女性によく恋愛相談などをされる男性というのは、悪く言えば利用されてるだけなのです。
女性というのは喋る事でストレスを発散できますから、興味のない男性というのは、女性の格好のウサ晴らしの道具にされてしまいます。「恋愛相談に乗る男はその女に乗れない」なんて言われるのはこのためです。恋愛関係において、聞き役というのは劣位な人の役目である場合が殆どです。そうなる前に喋ることによって、自分をアピールし、先手を打つべきです。
【3】1人の女性だけを狙ってはいけない
恋愛には「市場」と同じ原理が働いていると言われており、恋愛学の世界では「ギブアンドテイクの理論」などと言われています。つまり、あなたを誰も欲しがらなければあなたの価値は無に等しく、反対にあなたを欲しいという人の数が多ければ、あなたの価値は上がります。
例えば、蛯原友里さん&蛯原英里さんのような外見や性格がほぼ同じの一卵性双生児の双子であっても、片方がモデル、もう片方が一般人という状況では、前者の方が圧倒的にモテるということが現実に起こります。つまり、お目当ての子以外には嫌われてもいいと思っている人は結局誰からも相手にされないでしょうし、一生モテることもないでしょう。これは未来永劫・男女共通です。
恋愛は市場と同じなワケですから「自分の好きな人にだけ好かれたい」という虫のいい理論は通用しません。「1人の女性を落とすために全員を惚れさせる」というのが、合コンにおける男性の必勝法になります。
【4】「カワイイ」と言ってはいけない
なぜ「カワイイ」を連発する男性は、モテないのでしょうか?それは「カワイイ」という言葉が、褒め言葉であると同時に「可愛くなくなったら嫌いになる」というニュアンスも含んでいるからです。女性の美が有限なものである限り、これは至極当然のことです。
そして当たり前ですが「カワイイ」を連発する男性、いつもそうしていると思われます。要するに八方美人な尻軽男と思われるのです。「カワイイ」を連発して得な事など、殆どないのです。合コンでの男性陣のゴールは、その日のお持ち帰りにあることが多いですが、女性陣はその先の、遥か先を見据えているということを、どうかお忘れなく。
【5】理想のタイプを語ってはいけない
例えば「真面目な子がタイプかな…」というのは、いかにも模範解答っぽいですが、これに対し、自分が当てはまっていると感じる女性はおそらく1割もいません。性別・年齢・国籍に関わらず、自分のことを真面目だと思っている人間など、殆どいないのです。
反対に人は、自分の悪い部分はよく理解しています。誰でも「あなたのいい所は何ですか?」と聞かれてもすぐには答えられませんが、「悪い所は何ですか?」と聞かれれば、すぐにいくつも思い浮かぶのです。「カワイイ子がタイプ」などは論外です。
【6】期待しすぎてはいけない
セールスマンが申込書を持っていない時ほど、申し込みする客が多いといいます。これは精神論になりますが、期待という先入観は、感受性を鈍らせ依存心を膨らませることだけは確かです。玉の輿を狙っている人ほど玉の輿に乗れない理由がここにあります。
期待をしすぎていると、殆どの場合、ガッカリします。女性は、相手の感情の変化を読み取るのが大得意な生き物です。自分を見て、ガッカリしている男性を好きになる女性はいません。
【7】不健康な要素をのぞかせてはいけない
女性は本能的に、安定した経済的資源を供給してくれそうな男性に惹かれる生き物です。必然的に不健康な要素を覗かせることは、百害あって一理もありません。【病気・老い・疲労感】 は三大ダメ要素です。男性の入院患者が、女性看護師を落とせない理由がここにあります。
合コン会場で爽やかに、「いや~疲れた~」ぐらいならいいと思いますが、「腰が痛くて…」「物忘れが激しくて…」「不眠症で…」といった、健康から遠ざかっていることを想起させる発言をして、得なことは1つもないでしょう。
【8】準備をしすぎてはいけない
準備というのは、すればするほど心の余裕を奪っていきます。脳が、それほどの一大事だと認識するからです。もちろん、まったく準備をしないというのはダメですが、しすぎると恋愛パフォーマンスは落ちることの方が多いです。
女性は、精一杯頑張っている男性を評価してはくれません。心に余裕がない人を見ていると、人は疲れるからです。最初からストレスを与える男性は、恋人候補には挙がりません。準備は「ほどほど」にしておきましょう。
【9】一番オシャレな服を着てはいけない
ファッションの達人は、わざとダサいアイテムを一個身に付けるといいます。これは業界では「ハズす」とよばれており、要するに「手を抜いてるんだよ」とアピールしているワケです。なぜ「ハズす」のかというと、カッコつけていることが分かると、カッコ悪いからです。
合コンでは、あえて一番オシャレな服を着ていかないことによって、精神的な余裕を手に入れることができます。服装と精神状態は密接に関係していますから、逆に滅多に着ないオシャレな一張羅などを着れば、普段の自分が出せなくなります。