モテる性格とは

「モテる性格」と検索すると大量にHITしますね。自称恋愛マスターやらコラムニストやらが色々な事を書いていますが…、残念ながらほぼ全て間違っています。実は恋愛学の世界では、この問題の答えは既に出ているのです。

さあ人は、どのような異性に対して「性格が良い」と思うのでしょうか?「人間関係の経済学」の知見も借りて書いたこの記事。じっくりとご覧になってください。

【1】性格が良いと思われる男性の特徴

まずは男性編です。女性はどのような男性を「性格がいい」と思うのでしょうか?結論から言うと女性は、「自分に好意があって、かつ自分が操れそうな男性」を性格がいいと思うようにできています。惚れる・惚れないは別にして、「性格が良いな」と思うようにできているのです。

この理由は単純で、いかにイケメンだろうが、金持ちだろうが、その男性をコントロールできなければ何の意味もないからです。女性はその営巣本能から、自分を守ってれるほどに逞しく、かつ立派な巣を提供してくれるほどに裕福な男性を選ぶようにできていますが、その相手を意のままに操ることができなければ、その資源を独り占めすることはできないからです。

太古の昔には、相手の性格を無視してルックスだけで体を許してしまう女性、つまり「ヤリ逃げ」されてしまう女性も多く存在していたでしょう。昔の時代で、父親の投資を受けずに生き延びることは非常に難しかったでしょうから、そのような女性の遺伝子というのは、徐々に淘汰される運命にあります。

結果的に現代社会では、男性のルックスのみを重視する女性の遺伝子は絶滅し、そうでない女性の遺伝子だけが残っているというワケです。

【2】男性には理解できない女性の思考

よく男女の友達同士で、こんな会話があります。

「好きな人ができたの」
「マジ?どんな人?」
「凄いカッコイいいの」
「じゃあ今すぐ抱かれてもいい?」
「それはイヤかな…」
「???」

相手の男性がいかに優秀であろうと、彼との間に子供を作り、その子供が立派に成長しなければ何の意味もありません。なので女性は、自分のことを好きだと言ってくれて、さらに「浮気しないよ」「ずっと一緒だよ」みたいなことを言ってくれて、はじめて「性格がいい」という感情が芽生えるようにできているのです。

女性から告白して付き合ったにもかかわらず、すぐには体を許さない女性がいますが、それは自分への投資量を見極めているからです。繰り返すますが女性は」釣った魚にエサはやらない」状態にさせられるのだけは絶対に避けなければならないのです。

女心というのは常に、
A君はイケメンだけど、コントロールできそうにない(=性格が悪い)
B君はブサメンだけど、コントロールできそう(=性格が良い)
という葛藤に悩まされているといっても過言ではないでしょう。

男性編をまとめると、女性は自分に好意があって、かつコントロールできそうな男性を性格が良いと思うようにできていて、いかにイケメンであろうと、コントロール不可能(浮気しそう、子供に投資しなさそう)な男性に対しては「性格が悪い」と思うようにできています。

【3】性格が良いと思われる女性の特徴

さて、女性編です。男性は、どのような女性を「性格が良い」と思うのでしょうか?これも結論から言ってしまうと、「男性は美人であればあるほど性格が良いと思うようにできている」ということになります。女性陣からはクレームがきそうですが、事実なのですから仕方がありません。

生物というのは、自身の子孫繁栄において有利なことが起きると、快感を覚えるようにできています。例えば美味しい物を食べると心地よく感じるのは、体に足らない貴重な栄養素を摂ることができるからです。趣味に没頭してしまうのは、ストレスが減るから。そして言うまでもなく、子孫を直接的に残す行為は、最も強い快感を得られるようにできています。

男性にとって、最大級に子孫繁栄に有利な行為というのは、魅力的な女性とのエッチです。なぜなら魅力的な女性は魅力的な子供を産んでくれる可能性が高く、その子供は自分の子孫をさらに繁栄してくれる可能性があるからです。従って男性の遺伝子には、魅力的な女性にいち早く惚れこむシステムが組み込まれていなければなりません。

大昔には、目の前の美女の性格をいちいち吟味しているような男性も存在していたかもしれませんが、そのようなモタモタしている男性は恋愛競争に破れ、遺伝子を残せなかったことは安易に想像できます。

【4】美人=良い人・不美人=悪い人

現代に生きている男性というのはほぼ全員、美人というだけで「性格がいい!」と思ってしまった男性達の末裔です。その女性が複雑な家庭環境だとか、複雑な人間関係だとか、国籍が違うだとか、お金がないだとか、家が遠いだとか、そういった事はまったく関係がありません。

「美人」というだけで、男性は素早く惚れ込めるのです。このことは、複数の心理学者らの意地悪な実験によっても明らかになっています。

男性陣に美人女性の写真を見せて、その印象を聞くと口々に、「優しそうだ」「慈愛に満ちている」「思いやりがありそうだ」という答えが返ってきたそうです。

反対に不美人な女性の写真を見せると、「怒りっぽそうだ」「愛想が悪そうだ」「とっつきにくそうだ」という意見ばかりだったということです。女性からすると、とんでもなく不愉快な話ですが、事実です。

【5】女性はルックスだけで好かれる

驚くべきことに男性は、美人を見ただけで性格がいいと思うばかりか、好きという感情すらも即座に沸くようにできています。もちろんそれは、エッチがしたいという感情です。残念なことに男性の頭の中には「美人=好き=エッチしたい」という絶対的な公式があるワケで、そこには愛もヘッタクレもありません。

「ホントに好きなの?」と女性はよく聞きますが、好きです(笑)
なにせ男性は、美人を嫌いになることができないのですから(笑)

最後に、男性の恋愛感情は、エッチの成功率とも非常に密接に関係していることを付け加えておきます。具体的には、目の前にエッチできそうな女性がいると、テストステロンという男性ホルモンが急上昇する仕組みになっているのです。このホルモンは「好き」という感情を増幅させる役割を持っています。(エッチ後はテストステロン分泌量が激減することによって冷静になる)

エッチできそうであれば男性は、たいして可愛くない女性でも「好き」と思い込めてしまいます。これは、女性のウソを見破る能力に対抗して、男性が身につけた能力だと考えられています。女性にとっては非常に後味の悪い話で恐縮ですが、男性は自分自身でさえも、一度エッチをしなければ好きかどうか分からないのです。

女性編をまとめると、男性は美人であればあるほど性格が良いと思うようにできていて、好き嫌いの感情はエッチの成功率とも密接に関係している、ということになります。